出雲大社の東隣りには 北島神社(出雲国造館)がありますが
さらに東へ100mくらい行くと
命主神社が あります
正式名称は 神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)
民家や集会場 さらには子供の遊び場などの奥にひっそりと
鳥居も狛犬もなく ちょっと見過ごすくらいの 小さな神社ですが・・・
お社の前には 樹齢1000年ともいわれる
ムク(椋)の木があります
高さは17m 根周りは12m
造りが古いだけではありません 祭られている神様が これまた古い
日本神話において そもそもの宇宙の始まりの時点
天も地もなく混沌として まだこの世界の形がなかった頃のこと
この三人の神様のあと 二人の神様がお生まれになりそのあと さらに二人の神様がお生まれになり
そのあと 男女のペアーの神様が五組 お生まれになります
五組の最期に 日本という国をお造りになった イザナギとイザナミが お生まれになりました
イザナギとイザナミのお子さんが
天照大神(アマテラス) 月読命(ツキヨミ) 素戔嗚尊(スサノウ) の三兄弟です
アマテラスの子たちが<いろいろ異説もありますが> 幾代も続いてるのが日本国の天皇家で
大蛇退治のスサノウの子<孫という説もありますが>が 出雲大社の御祭神の大国主命(オオクニヌシ)
出雲大社の宮司さんである千家 北島神社の宮司さんである北島家の祖は
アマテラスの子の 天穂日命(アメノホヒノミコト)です
↓ なんだかややこしいですね これを図式にすると こうなります ↓
さらに東へ100mくらい行くと
命主神社が あります
正式名称は 神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)
民家や集会場 さらには子供の遊び場などの奥にひっそりと
鳥居も狛犬もなく ちょっと見過ごすくらいの 小さな神社ですが・・・
お社の前には 樹齢1000年ともいわれる
ムク(椋)の木があります
高さは17m 根周りは12m
地からむき出しになった根が 2m近くも根上りしていて 幾重にもからみ合い
そのまま幹になって空に伸びています
そのまま幹になって空に伸びています
新日本銘木100選に選ばれていて 出雲市の指定天然記念物です
このお社の造りですけど
大社造りとしては 出雲大社より400年ほど古いとされてるんだそうです
このお社の造りですけど
大社造りとしては 出雲大社より400年ほど古いとされてるんだそうです
造りが古いだけではありません 祭られている神様が これまた古い
日本神話において そもそもの宇宙の始まりの時点
天も地もなく混沌として まだこの世界の形がなかった頃のこと
最初に天に現れましたのは アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)という神様でした
次に タカミムスビノカミ(高御産巣日神)と カミムスビノカミ(神産巣日神)という神様が出現なさいましたが
命主神社の御祭神は その カミムスビノカミ(神産巣日神)です
命主神社の御祭神は その カミムスビノカミ(神産巣日神)です
この三人の神様のあと 二人の神様がお生まれになり
そのあと 男女のペアーの神様が五組 お生まれになります
五組の最期に 日本という国をお造りになった イザナギとイザナミが お生まれになりました
イザナギとイザナミのお子さんが
天照大神(アマテラス) 月読命(ツキヨミ) 素戔嗚尊(スサノウ) の三兄弟です
アマテラスの子たちが<いろいろ異説もありますが> 幾代も続いてるのが日本国の天皇家で
大蛇退治のスサノウの子<孫という説もありますが>が 出雲大社の御祭神の大国主命(オオクニヌシ)
出雲大社の宮司さんである千家 北島神社の宮司さんである北島家の祖は
アマテラスの子の 天穂日命(アメノホヒノミコト)です
↓ なんだかややこしいですね これを図式にすると こうなります ↓
アメノホヒノミコトは アマテラスの命令で出雲の国に派遣されて
出雲の王オオクニヌシに 国譲りをさせた神
その子が代々 出雲大社と北島神社の宮司を務めていらっしゃる ということですね
出雲大社と北島神社 そして 千家と北島家(←詳しくは過去記事をクリック)は
ざっくりと言えばもともと一つのもの
それが 南北朝時代(1336年~1392年頃)に 兄弟で 二つの家に分かれたんですね
たぶんですけど 南朝と北朝どちらが勝っても どちらかが生き残るため だったんでしょう
・・というわけで いのっつあんは なりは小さいのに
アマテラスを祭るお伊勢さんより オオクニヌシを祭る出雲大社よりも
ず~~~っと 古い神さんを祭ってらっしゃる
その象徴が この神秘的な巨木なのでしようか ねッ
↓ また お社の後ろには かつて大岩があり ↓
それが 南北朝時代(1336年~1392年頃)に 兄弟で 二つの家に分かれたんですね
たぶんですけど 南朝と北朝どちらが勝っても どちらかが生き残るため だったんでしょう
・・というわけで いのっつあんは なりは小さいのに
アマテラスを祭るお伊勢さんより オオクニヌシを祭る出雲大社よりも
ず~~~っと 古い神さんを祭ってらっしゃる
その象徴が この神秘的な巨木なのでしようか ねッ
↓ また お社の後ろには かつて大岩があり ↓
寛文5年(1665)の出雲大社御造営にあたり 石材として切り出したところ
下から銅戈(どうか)と硬玉製勾玉(こうぎょくせいまがたま)が発見されたそうです
銅戈は 北部九州産
硬玉製勾玉は 新潟県糸魚川産の可能性が高く
この時代に北部九州や北陸と交流があったことを物語っています
硬玉製勾玉は 新潟県糸魚川産の可能性が高く
この時代に北部九州や北陸と交流があったことを物語っています
これらは 天孫系三種の神器のうち 剣と玉にあたり(あと1つは鏡)
これが出雲大社の近くから出土したこともあって 昭和28年(1953)に重要文化財に指定され
出雲大社の宝物殿に展示されていますよ
まさに 神話ロマン ですねッ
この命主神社をもう少し東に行くと これも民家がごちゃごちゃとしたところに 真名井の清水という
↓ 出雲大社の神事の際に使われる水を汲む神聖な場所があります ↓
古代からってことでしょうが 現在まで涸れたことはなく 清らかな水がこんこんと湧き続けています