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出雲弁で ブログを書いたら? ・・っていう方がいますが


もし出雲弁でこのブログを書いたら 他の大和民族の方々には 理解不能になってしまいます

出雲弁は 異国語ととられてもしょーがないような・・ まず単語自体から 独特って言うか

他の大和民族語からは 孤立した表現が あまたありまして


その出雲弁を常用している 出雲市や 松江市とかと比べましても

ののじろうが棲家としている この地域は 訛りが更にどぎつくて 他地域からも見下されているのであります


大国主命<おおくにぬしのみこと>が治めていた 古代の出雲は 強大な国だったらしいですね

大本営発表(古事記や日本書紀)では それを平和的に大和国に譲ったことになってますが

実際には 激しい戦いの末に 征服されてしまったと わたしら 聞かされております


ですから 出雲大社の大国主命のご神体は 正面を向いてなくて 大社の海の方を向かされているって いうじゃありませんか

おまけに 大和朝廷系の神々がその周りを囲むようにして 監視されて祀られている ということでございます

DSCN4845.JPG  出雲っていう国名も 縁起のいいものではなくて 妖しげな雲の出づるところ

つまりは 根の国 黄泉の国というような意味があるらしいのですよ


もともとこの地を拓いたのは スサノウノミコトということなってまして 大国主命はその息子さんらしいのです

スサノウノミコトといえば かの八岐大蛇<ヤマタノオロチ>を退治した 大スペクタクルの主人公ですが

ものすごい乱暴者でありながら ひどいマザーコンプレックスだったらしいんですね


日の本をつくったのは イザナギとイザナミのご夫婦で

その子供が アマテラスとスサノウノミコト なんですね


お母さんがイザナミで 早く死んじゃって スサノウは「かあちゃ〜んっ 会いたいよ〜っ」ってんで

「黄泉の国(死後の世界)に会いに行く」 って言い出すんですね

じっさい その黄泉の国の入り口だって伝説の場所が わが町にあるんですよ

「ドライブ」の記事に出てきた猪目ってところの海の洞窟が そうなんです

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スサノウは黄泉の国に行く前に お姉ちゃんのアマテラスに会いに 高天原<たかまがはら>に行くんですね

ところが 乱暴者のスサノウは高天原で 大暴れしちゃうんです


アマテラスさん びびちゃって天岩戸<あまのいわと>に隠れてしまって

アマテラスは 日の本を照らす太陽の神さんだったから 日本中が真っ暗けになちゃったんですね

他の八百万<やおよろず>の神さんたちが 天岩戸の前で 歌ったり踊ったりして

やっとのことでママテラスが天岩戸から出て 日の本に光がもどるんですよ


黄泉の国へと旅をするスサノウは 今の出雲の国にやって来て 八岐大蛇の生贄にされそうになってた クシナダヒメと出会う

そして ついに八岐大蛇を退治して スサノウとクシナダヒメは結ばれ その時 スサノウが詠んだ歌が

「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」


この歌の 「八雲立つ」は 出雲の枕詞で大意はないようで

妻をめとったスサノウが たくさんたくさん垣根を作って 妻を守るぞー って言ってるんですね


八岐大蛇っていうのは 斐伊川のことだとののじろうは思います

斐伊川は 出雲平野をグニャグニャと蛇行して 大昔から氾濫をくりかえし

斐伊川の治水ができたものが この国を治めることができる  つまりそれが スサノウや 大国主命だったと

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斐伊川は ナイル川やガンジス川みたいに 出雲平野に肥沃な土地をもたらしてくれ  おまけに良質の砂鉄が採れた

出雲国は 斐伊川の砂鉄から玉鋼を作り その鉄器でもって 強力な国になったと


スサノウが八岐大蛇を退治したとき 尻尾から剣が出てきた

その剣の名は アメノムラクモの剣で スサノウはそれを アマテラスにあげちゃった

のちに クサナギの剣と名前を変えて 天皇家の三種の神器になってるんですね

実のところは 日の本の支配権を 大和国に奪われたんですねー


おおまかに言えば 天皇家(大和朝廷)の祖が アマテラスで  出雲民族の祖が スサノウであり大国主命だから

まあ わが出雲民族ってのは 徳川VS豊臣 東京VS大阪 ジャイアンツVSタイガース みたいなもんで

中央に対して 非常な対抗意識を持ってる と同時に スサノウの時代から延々と

未だにいじけちゃってるんですねー

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