「韓竈神社<からかまじんじゃ>」
よーするに もの好きなのですね
この前の大東の スサノウの夫婦岩で 懲りたはずですが
わが町にも 古い神社があると聞いて ぜひ 行ってみたくなりまして・・
河下港から 鰐渕寺方面に向かって走り 途中右に行くと お茶の産地として有名な唐川があります
唐川に行く途中を また右に折れ 山の奥へ
車がすれ違えないほど道が細くなり 車を下り 谷川に沿って800メートル(と書いてある)歩きました
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鳥居が 鬱蒼とした山の中に
鳥居の右足の陰に 手を洗うところがあって
そして 竹の杖があり そこから 道が延々と 登っていました
杖にすがりながら ロープにつかまりながら・・ すぐに息が切れました
昨夜は雨でしたので 足が滑らないように 一歩一歩登って行きました
鳥のさえずりを聴く余裕もなく・・
心臓の音を聴きながら 休みながら 休みながら
おいらの人生 あまりいいことなかったなー なんて思いながら・・
すると・・ さらに階段は狭くなり この先は一体 どうなってるんだ・・
もう 引き返せない 人生だ!
えっ!
人生行き止まりか と思いきや!
ののじろうが一人 や や やっとこさ通れる 岩の隙間を
身をよじりながら 抜けて ふり返る
顔を上げると お お おーっ
これが
噂の 韓竈神社!
ちょっと大きめの 祠だ
んーっ ののじろうの後ろは すぐ断崖なので 全体が なかなか写せない
それにしても こんなところに どうやって この材料を運び上げたのか
ご神体は すり抜けたあの岩って 感じだ
祠の左上にも 岩の隙間があって さらに上へ 登れそうだ
↓ 身をよじってそこへ そこに上がると少し広い空間があった
記帳するノートが置いてある 開いてみると 地元だけでなく 全国から ここにやって来ている
大阪、東京、九州からも 四国からも・・ たいしたものだ
足腰の弱い方 肥満の方の ご参詣は ご遠慮ください
高所恐怖症の ののじろうは 振り向いてはじめて やばいと思いました
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「韓竈神社」
主祭神 : スサノウノミコト
出雲国風土記(733年)、延喜式神名帳(972年)にはすでに記されており
創立は不詳であるが 非常に古い由緒を持つ神社である
カラカマは朝鮮から渡来した 「釜」を意味するとされている
すなわちこれは、 スサノウノミコトが御子神と共に新羅に渡られ
我が国に「植林法」を伝えられると共に 「鉄器文化」を開拓されたと伝えられていることと関係があろう
ここより奥部の北山山系が 古くから産銅地帯といわれ
金掘り地区の地名や 自然銅 野タタラ跡 などが見られることと
鉄器文化の開拓と深い関係があると言われている
これは「岩船」と呼ばれ
スサノウが乗って 新羅に渡った船だ という