シャレではない夏目漱石は ネコの目から見た小説を書いたがおいらはネコなので そういうことは思いもつかないし だいいち そんな文才が あるわけがないむろん外見は 人間に似ているし 人間の言葉も 自在に操るオヤジー オヤジ―と 呼ばれてはいるが、 おいらは がに股のネコなのであるふつうのネコより いくらか器用なのでおんぼろデジタルで 写真撮ったり 煙草を吹かしたりもするときどき 美しい人間の女のあとを ふらふらと追いかけたい衝動を 抑えきれなかったりやたらと 温泉に入りたがったりお上を欺いて 運転免許の更新をしたりするそれが証拠に 人間たちには「なんて協調性がないの! なんて自分勝手なの!」と よく非難される周囲の迷惑などお構いなしに しばしば所在不明になるがやがて何事もなかったようにひょっこり帰ってきて 飯を食うただいま同居中のnonojirouとは 実に仲良くやっているnonojirouだけは けっしておいらを人間だと誤解せず同居中の人間たちのように「働けー! 働け―!」と おいらの尻を叩いたりしないのである
4月24
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