今年も 桜が満開の季節となりました
こういう人ごみに出る気持ちに 長いことなれませんでしたが
木次町の古い友人の誘いを 断りきれませんでした
夏がくれば 1周忌ですね
お坊さんのお布施が払いきれるかどうか 心配ですが
あなたの兄弟さんや親戚を招いて 料理屋で飯を食います
父も 兄も あなたも死んで わたしはとうとう一人ぼっちになってしまいました
あなたがわたしの目の前で亡くなった時
あゝ こうして人は死ぬんだなと あらためて知りました
わたしもいつか かならず こうして逝くんだなってことが よくわかりました
親不孝ばかりしていたわたしですからあなたは 悲しみながら逝ったのでしょうか
わたしもいつか かならず こうして逝くんだなってことが よくわかりました
親不孝ばかりしていたわたしですから
でも 信じられないほど安らかな顔してましたね
面倒なことすべてから開放されて 良かったと思いましたよ
墓にも仏壇にも花をきらしていて 近所の人は笑っていると思います
死は 新たな旅立ちだと思っていましたが 今は
魂はあの世に行くなんて 信じてはいません
あの世からあなたがわたしを見てる なんてことも 信じてはいません
死んだら なにも残りませんね
あなたが死んでも 世の中は 何一つ変わりなく動いています
残ったのは
父が死んだときにあなたが作った 家の墓と仏壇と
そして わたし
わたしが生きている間 あなたはわたしのおもいでの中で 生きつづけるでしょう
わたしが生きている間 あなたはわたしのおもいでの中で 生きつづけるでしょう
桜、桜、桜・・・
人、人、人・・・
花よりも 若い女性ばかりねらって シャッターを押してましたよ
(おもいでの中のオフクロさんへ)
圧倒される春爛漫。
やはり春は観桜会です。
とても暖かそうですね。
おふくろさんの事、我が事の様に思い出されます。
私は7年前に亡くしました。
去年はちょうど桜満開の頃、友人の母が亡くなり
火葬場から遺骨を持って満開の桜の下を抜けながら帰りました。