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国道314号線

この道を 斐伊川に沿って 故郷へ帰る 鮭のように
いくたび 遡上したことか

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とかくに人の世は住みにくい

人が作った人の世が住みにくいからとて
越す国はあるまい

あれば 人でなしの国へ行くばかりだ
人でなしの国は 人の世よりも なお住みにくかろう

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ちょっとだけ くたびれたかなって思うと いつも
ここに 足は向かう

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大山や三瓶に行かなくとも
今や どこもかしこも じゅうぶんに 紅葉している

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木次と吉田村の境にある 湯村温泉は
湯船の中から そんな景色と
斐伊川の流れが たのしめる

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神話のヤマタノオロチは このあたりの斐伊川に 棲んでいたことになっている
お湯につかりながら 石見神楽のお囃子を 耳の奥に思いだすと
なんとも たのしい

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来る度に わたしの他に客が少ないから
もうかってないだろうなー と思うが
なくなってほしくない 共同浴場だ

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なにかと すぐに萎えてしまう 弱々しいわたしの気持ちを
ここで温める

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一句
秋の湯にたらたらこぼるこころかな

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来月になると ここらの道も 凍ったり雪が積もったり
運転の下手なわたしは もう来れなくなる

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今のうちだなー と思う。

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