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赤いバラも 咲いてる わが家の裏庭です
このアングルだと やっぱり 電車に来て  いただきたくなります

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日本国憲法は
1946年(昭和21)11月3日に発布され
1947年(昭和22)5月3日に施行されました

その公布に伴い 翌年の8月3日 時の文部省によって
中学1年生向け社会科教科書「あたらしい憲法のはなし」が発行されています
その中で「戦争の放棄」を わかりやすく説明しています

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戦争の放棄
 
みなさんの中には、今度の戦争に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。
ごぶじにおかえりになったでしょうか。
それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。
また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。

いまやっと戦争はおわりました。
二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。
こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。
何もありません。
ただ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。
戦争は人間をほろぼすことです。
世の中のよいものをこわすことです。

だから、こんどの戦争をしかけた国には、大きな責任があるといわなければなりません。
このまえの世界戦争のあとでも、もう戦争は二度とやるまいと、多くの国々ではいろいろ考えましたが、
またこんな大戦争をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。

そこでこんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。

その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。
これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。
これを戦力の放棄といいます。
「放棄」とは、「すててしまう」ということです。

しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。
日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。
世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。

もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、
相手をまかして、じぶんのいいぶんをとそうとしないということをきめたのです。
おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。

なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。
また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。
これを戦争の放棄というのです。

そうしてよその国となかよくして、世界中の国が、よい友だちになってくれるようにすれば、
日本の国は、さかえてゆけるのです。

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しかし 朝鮮戦争がはじまり 日米安保条約が締結され 警察予備隊から自衛隊の成立する時代の流れの中で
この教科書は1951年に わずか3年で 廃止されてしまいました

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たしかに 世の中 悪意に満ち満ちている ともいえます
わたしたちは いっぱいごまかされたり だまされたりしています 

どっかの国が 強力な軍事力を見せびらかせば
もっと強力な軍事演習で デモンストレーションする
それは 戦争が目的ではなく 戦争の抑止力になるのだ などと

だます方も だまされる方も
どこまで愚かなのでしょうか

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