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 観光案内所から見る 温泉津港です
その昔は 石見銀山の銀を積み出した 港です

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連休が終わって 世の中が静かになったので
やっと すこし遠くへ ということになった わけです

大田市の温泉津町・温泉津(ゆのつ)温泉へ
お出かけしました

一本道になってる ひなびた旅館街のほぼ中間に ちょっとだけ広くなって 駐車場があります

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そこには かわいらしい 浅原才市(あさはら さいち)さんの銅像があります

才市さんは  1932年(昭和7年)に亡くなられた 地元の下駄屋さんなのですが
60歳をすぎてから 浄土真宗の信心を詠んだ 詩をたくさんつくられ
この町のだれからも 親しまれた人だったそうです

銅像の頭には 角が生えていますが
一心に 南無阿弥陀仏を唱えていらっしゃる姿を 画家さんが絵に描いて見せると
「これは わしじゃない わしは鬼だから・・・」と おっしゃったんですって
それで 銅像にも 角が生えてるそうです

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駐車場の向かいが 1300年前から お湯が湧きだしてるという
「元湯(別名・泉薬湯)」です

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以前 入浴したことがあるんですが
湯が すっごく 熱いです
 
長いこと浸かってはいられないから すぐにあがって
しばらくは洗い場で体をひやしてから また入る
それが ここの作法

壁や 浴槽や 洗い場や とにかく歴史を感じさせるなかで(つまりは なんもかも古びている ってこと)
浜辺に打ちあげられた アザラシのように男たちが(男湯の場合)
ゴロゴロしてる光景は 一種異様なんでございますよ

けれど そこがまた いいのです
この温泉をおとずれたら 一度は かならず入ってみたい公衆浴場です

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左の路地の奥に 小さな神社があります

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社のとなりに 記念碑がありました
「KONO  ONSEN  DE  GENBAKUSYOO  GA  NAOTTA」
と あります

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1957年 九州大学温泉治療学研究所(現・生体防御医学研究所別府地区)によって
原爆症に対する効能が 報告されている
<ウィキペディアより>

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今回は娘と来ましたので 女性に人気の もう一軒の共同浴場 「薬師湯」に 入ることにしました

ほんとは さらにもう一軒 「才市の湯」というのがありますが
これは 温泉街に入る前の 商店街にあって 地元の人の銭湯のようなもの らしいです

温泉津に共同浴場は 全部で三軒あるのですね

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「薬師湯」は 道をはさんで 「元湯」の斜め前にあります

こちらは 明治時代に発生した浜田地震により 湯がわきだしたんだとか
すぐ近くにあるのに 源泉は別なんです と

建物の 外観も中もレトロで いかにも女性が好きそうでしょうぉ

お風呂は もちろん一階にありますが 二階が休憩所になってまして
通りをながめながら サービスのコーヒーを いただけます

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家具調度品も とってもステキですが 一つだけ不満を言わせていただけるなら
ポスターや 宣伝用の小物が あまりにもたくさんあって
落ちついた雰囲気を こわしているんじゃないでしょうか

まぁ これは個人的な趣味のちがいなんでしょうが ・・・わたし的には 残念です

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三階は 屋上テラスになってまして ここからながめる町がまた いいですよ~

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そして いよいよ 入浴です

あの~ せっかくですから 写真撮っても いいでしょ~か?
いっしょだったお客さんの許しをもらって パシャッ!

みごとな湯の花が
美しい? 気持ち悪い? どっちでしょうか? 

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こちらの湯も 元湯ほどではないですが かなり熱くて
口にふくむと 鉄の成分が溶けこんでるような(?)
鼻血(?)みたいな 味がします

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となりは カフェ・内蔵丞(くらのじょう)です

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こちらは 「薬師湯」の旧館だそうでして
昔は ここが「薬師湯」だったそうです

こちらの外も内も 明治・大正ロマンで あふれています

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ギャラリーには おかしな絵がいっぱい

これは 町営バスの運転手だった森さんという素人画家さんが 描かれたんだそうです
独特の作風で おもしろいでしょうぉ

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宿泊も できるそうです
くわしくは 「薬師湯」さんのホームページリンク)を ごらんください

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温泉に浸かりながら お念仏を唱えましょう
なんまいだ~ なんまいだ~

南無阿弥陀仏は 別れの言葉じゃなくて~
また会うための 遠いやくそく~
・・・なんちゃって

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野菜カレーを食べました
温泉で蒸された野菜は とってもやわらかくて かなり 美味しかったですよ

それと アイスコーヒー

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おしまいに 才市さんの詩を 二つ

あさましの うき(憂き)ことわ たれ(誰)にもあるよ
さいちにもある びょうき(病気)のやまい
とき(棘)のつの(角) 二ほん三ほん はゑてをる
じひ(慈悲)のかがみ(鏡)で み(見)りゃわかる
あさまし あさまし あさましや
あさましいのが このさいち あさまし
あさまし あさましや あさましや
あさましや あさまし あさましや
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
なむあみだぶつ なむあみだぶつ
あさまし あさまし あさまし あさましや
なむあみだぶつ なむあみだぶつ なむあみだぶつ

*

 かぜをひけば せきがでる
さいちが ごほうぎのかぜをひいた
ねんぶつのせきが でる でる

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この通りに 山の斜面を利用した けっこうなお庭もありました

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