高校時代 百人一首を全部 おぼえてこい!という 夏休みの宿題がありました
二学期に 上の句だけとか 下の句だけ書いてあって それぞれの句を完成させる テストがありまして
放課後に 全部できるまで なんどもやらされました

toganakusisu

奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき
猿丸太夫の 一番有名な歌です

井沢元彦・著 『猿丸幻視行』を読みました
小倉百人一首に採用されているのは 天皇や 内親王や 公卿などですが
猿丸太夫は 出自がわからない 謎の人物とされております

鴨山の磐根し枕(ま)ける吾をかも知らにと妹が待ちつつあらむ
(鴨山の岩を枕として死のうとしている私を 何も知らずに妻は 待ち続けているのだろう)
柿本人麻呂の 石見国での 辞世とされています

人麻呂の死後 妻の依羅娘子(よさみのをとめ)が 詠んだとされる二首です
今日今日と吾(あ)が待つ君は石川の貝に交りてありといはずやも
(今日か今日かと 私が待つ貴方は 石川の貝に交じって 倒れているというではありませんか)

直(ただ)に逢はば逢ひもかねてむ石川に雲立ち渡れ見つつ偲はむ

(直に逢うことは もう出来ないでしょう せめて石川に雲となって 立ち渡ってください
それを見ながら 貴方を偲びます)

人麻呂と猿丸太夫は 同一人物では という推理のもとに話はすすみます
空海がつくったとか 人麻呂がつくったとかいわれてる 「いろはうた」に
謎を解くカギが あるのではと
軍隊の暗号の作り方や 解読方法がでてきて なかなか興味深かったですよ

い ろ は に ほ へ   と
ち り ぬ る を わ   か
よ た れ そ つ ね   な
ら む う ゐ の お   く
や ま け ふ こ え   て
あ さ き ゆ め み   し
ゑ ひ も せ       す

最後尾を抜き取ると 「咎なくて死す」になる 人麻呂は 殺されたのでは・・・なんて ね



上の絵は「徒然草のなぞなぞ」といわれてる いにしえ人の恋文 だそうです
意味 解けるでしょうか

こいしく 君は覚ゆる と読むんだそうです
優雅ですね