拉致問題を解決する・・・全員を一括してとり戻す方法は・・・
① 自衛隊を動員して 力ずくでとり戻す
憲法を改正しなくても 総理の決断さえあれば できる
憲法を改正しなくても 総理の決断さえあれば できる
自国民が 拉致されているのです 正当防衛です
② 拉致被害者一人当たりいくらで カネを払い 返してもらう
③ トランプ大統領が金正恩を 軍事力で脅しに脅して 相手がビビッて その気になるのを待つ
④ 経済制裁が効いて 相手が音を上げるのを待つ
安倍総理は ②と③と④との複合ワザで 拉致被害者の奪還を 計っているのでしょうが・・・
中国の狙いは 沖縄から 米軍基地をなくすことで 沖縄を占領しやすくすることです
中国は 沖縄は中国の領土だと 宣言しています
そのために 沖縄が日本から独立するように仕向ける 工作までしています
この脅威を 沖縄の地元新聞の 沖縄タイムスや琉球新報は ひたすら隠して 報じないようにしています
これらの新聞は 中国に同調する勢力のための 宣伝工作機関です
日本共産党や立憲民主党や社民党も そうなのでしょうか たぶんそうでしょう
中国は 沖縄は中国の領土だと 宣言しています
そのために 沖縄が日本から独立するように仕向ける 工作までしています
この脅威を 沖縄の地元新聞の 沖縄タイムスや琉球新報は ひたすら隠して 報じないようにしています
これらの新聞は 中国に同調する勢力のための 宣伝工作機関です
日本共産党や立憲民主党や社民党も そうなのでしょうか たぶんそうでしょう
また 日本政府自体も 中国の侵略の脅威を 僕たちに知らせようとしません
それどころか 米通貿易戦争で苦しくなった中国が ニコニコ笑いながら 日本に近づいてくると
政府自ら 日中友好が大事などと言いだしています
それどころか 米通貿易戦争で苦しくなった中国が ニコニコ笑いながら 日本に近づいてくると
政府自ら 日中友好が大事などと言いだしています
沖縄県知事になった玉城デニー氏は「沖縄に米軍基地があるのは 中国に対して 失礼だ」
「尖閣については 外交努力で 解決すればいい」と言っています
尖閣は 日本の固有の領土です 中国との間に そもそも領土問題は 存在しません
中国と尖閣について話し合うことは 相手の言い分をきいてしまうことになってしまいます
「尖閣については 外交努力で 解決すればいい」と言っています
尖閣は 日本の固有の領土です 中国との間に そもそも領土問題は 存在しません
中国と尖閣について話し合うことは 相手の言い分をきいてしまうことになってしまいます
元総理の福田康夫氏はかつて 靖国神社参拝について問われると
「友人(中国)が嫌がることはしない」って言ってました
田名角栄総理が 日中国交正常化したころとは もう状況は 同じではありません
「友人(中国)が嫌がることはしない」って言ってました
田名角栄総理が 日中国交正常化したころとは もう状況は 同じではありません
けれどなぜか 安倍政権までも 尖閣に地元の漁船すら 近寄らせないようにしています
いくら前のオバマに 中国を 刺激しちゃいけないって言われたからって
これじゃぁ なんで沖縄に基地が必要なのか 沖縄県民に 納得できるはずありません
また 憲法改正が なぜ必要なのかも 日本国民に わかるはずありません
また 憲法改正が なぜ必要なのかも 日本国民に わかるはずありません
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9月22日 ローマ法王庁が 中国内のカトリック信者をまもるために 中国に譲歩しました
9月22日 ローマ法王庁が 中国内のカトリック信者をまもるために 中国に譲歩しました
中国はもはや ただの共産主義国家ではありません
ナチス以上の ファシスト国家に 膝を屈したのですと 評論家の石平さん
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26日の「虎ノ門ニュース」で 北村弁護士が 日弁連を非難しました
日弁連は ただの左翼ではありません
反日勢力です
日本を貶め 国内を混乱させ かれらが その先に望んでいるのは 一体何なのでしょう
朝日新聞の従軍慰安婦問題のでっちあげに 弁護士たちが 片棒をかついだことはあっても
日弁連が 日弁連として 拉致問題の解決に 力を貸したことがあるでしょうか
人権尊重で 死刑制度に反対しながら
中国によるチベット・ウイグル・南モンゴルでの 人権弾圧を 批判したことが あるでしょうか
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拉致被害者・特定失踪者問題調査会代表の 荒木和博さんのブログによれば
北朝鮮では 金正恩の誕生日は 国民には 絶対の秘密として 隠されているとのことです
金日成と金正日の誕生日は 盛大に祝われても 正恩の誕生記念式典は 行われません
理由は簡単で 金正恩の実母は 在日朝鮮人だったからです
北朝鮮では 在日は 軽蔑され 最大の差別の対象です
さらに その実母の父親は 戦前 日本陸軍の軍需工場で 働いていました
これらのことが 国民にバレてしまえば 正恩の地位は危くなってしまいますから
また そもそも北朝鮮を建国した 金日成は 偽者だった事実があります
日本統治時代に 抵抗運動をしていた ほんとうの金日成は いたことはいたのですが 戦争中に死亡し
建国した金日成は 朝鮮半島の解放には ほとんど関わっておらず
スターリンによって 仕立て上げられた 金日成の名を騙(かた)った 偽者だったのでした
かれは ソビエト生まれで ほんとうの金日成と 年齢的にも 大きくちがっていました
荒木さんは 安倍総理がトランプに頼りすぎるのに 反対しています
アメリカは もしアメリカ人が 拉致されようものなら たった一人であっても
ただちに軍艦を出して 救出に行くと よく言われますが
実は ベトナム戦争が終結したとき 生存していた米兵捕虜を アメリカは政府ぐるみで見捨てたと
米国の著名なジャーナリスト シドニー・シャンバーグが論文で 暴露しているからです
それをやったのが こないだ亡くなった 共和党の重鎮政治家の ジョン・マケインたちだったと
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23日 「全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会」が 開催されました
この日の参加者たち皆が マイクを持って批判したのが 石破茂議員のことでした
「平壌と東京に 連絡事務所をつくって・・・」について
そんなことをして 一体何になるのか 北朝鮮の言い分を いまさら聞いて 何になるのかと
かつて北朝鮮は 拉致被害者の多くが すでに死亡したと 遺骨を日本に送ってきました
横田めぐみさんの骨もありましたが DNA鑑定の結果 偽物であることが わかりました
北朝鮮は嘘つきの 詐欺国家です 拉致の犯罪国家です テロ国家です
そんな国との 連絡事務所をつくって
朝鮮総連とは別に 工作員の拠点を さらに一つ ふやすつもりかッ!!!と
各政党からの 拉致対策の代表者たちが 挨拶をしました
立憲民主党からは 村上史好衆議院議員が 「対策本部長の枝野幸男に代わりまして・・・」と 言いだしたとたん
会場からヤジが飛び 司会をしていた櫻井よしこさんも 「え、えッ、枝野さんが本部長ですって!」と
ひっくり返っていました
ちなみに 立憲民主党拉致問題対策本部役員は ネットで調べてみましたが 次の方々だそうです
本部長 枝野 幸男
本部長代理 福山 哲郎
副本部長 有田 芳生(参院拉致問題特別委員)
副本部長 西村智奈美(衆院拉致問題特別委員)
副本部長 本多 平直(衆院拉致問題特別委員)
事務総長 青柳陽一郎(超党派拉致議連幹事)
事務局長 村上 史好(衆院拉致問題特別委理事)
・・・絶句!!!
立民党は 国民を ナメています
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2年前の 2016年11月に キューバのフィデル・カストロ議長が亡くなりました
2003年3月 カストロ氏は 来日し 当時の小泉総理大臣との 首脳会談がおこなわれました
小泉総理は 「長期政権の秘訣は 何ですか」と質問しました
1959年のキューバ革命以来 44年間にわたり権力の座にある カリスマ的指導者はすかさず
「ビジョンと情熱」と 答えました
ビジョンとは 国民を幸福にする国家像を示すこと そして
情熱とは その実現のために 自ら先頭に立って 尽力することであると 言い切りました
2003年から3年間 カストロとキューバを観察した 元・駐キューバ大使の馬淵睦夫氏によれば
実際に キューバ国民の目に映ったのは
まさに国家ビジョンの実現のために 文字通り寝食を忘れて 情熱的に仕事に邁進する彼自身と
それを支える 指導部の姿だったそうです
また キューバも共産主義国家ではありますが 権力の腐敗がほとんどない 世界でも稀な政権だと いいます
だからこそ 政権は 広く国民の支持を受けました
カストロの目指した国づくりは
大衆消費社会ではない 人間の幸福を実現する社会の建設で
カストロの 彼独特の確信に満ちた 不動の哲学は
「物質的な欲望は 決して人間を幸せにはしない」というものでした
グローバル競争にみられる 物質的な経済成長を重視せず
スポーツをふくめた文化、科学技術、医療分野の振興を 重視しました
このグローバリズムに背を向けたキューバの実情を 欧米のメディアは 正しく報道しませんでした
キューバのすぐ北には カリブ海の向こうに 世界でもっとも繁栄するアメリカがあります
元・駐キューバ大使の馬淵睦夫氏には
キューバの人たちは 「物が少ないことは 不便ではあるが 決して不幸なことではない」と
辛いことは 笑い飛ばしながら つねに 音楽とダンスにあふれ
明るい気候の下で まるで 生活を楽しんでいるように見えたとのことです
キューバには トヨタやホンダのハイブリッド車はありません
あるのは 50年代のオンボロでレトロな アメ車です
かれらは それを修理に修理を重ねながら 大切に乗っています
物質的な贅沢に慣れきった 日本人には キューバの人たちの考え方と暮しは とうてい理解できないものでしょう
スタイルはちがっても 今僕が読んでる小説「ビルマの竪琴」にでてくる
自分の稼ぎを惜しげもなく 托鉢僧に捧げる ビルマの人たちと 相通じるものがあるとおもうのですが・・・
*
石破氏は 平成14年4月から9月ごろまで 拉致議連の会長を務めたことがあります
石破氏は 第1次小泉純一郎改造内閣の 防衛庁長官に抜擢(ばってき)されると
なぜか 拉致問題から 手を引いていきました
それどころか その6月には 北朝鮮に宥和的な
日朝国交正常化推進議員連盟(衛藤征士郎会長)の会合に 参加していました
今年の国民大集会でも 拉致家族から
何年かぶりに 日朝議連の動きが 活発化していることに 警戒感を示す意見が 出されました
日朝議連は 2008年5月に 自民党の山崎拓氏と民主党の岩國哲人氏(元出雲市長)らが中心となって
北朝鮮との交流を重視する 超党派の議員たちによって結成されました
現在は 自民党・立憲民主党・公明党・共産党・社民党の5党と無所属から 構成されています
岩國氏は 「日本国民は拉致問題に拉致され、自縄自縛に陥っている」と語り
当時のブッシュ政権が 北のテロ支援国家の指定解除に踏み切ると それを歓迎しました
10年前 安倍首相と山崎氏の間で こんな言葉の応酬がありました
首相:「有力者も含め多くの議員が、政府より甘いことを言うのでは交渉にならない。
経済制裁はそろそろ考え直した方がいいという意見は、百害あって一利なしだ」
山崎氏:「全然逆ではないか。幼稚な考えだ」
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今回の日朝議連の会合は 6月11日、21日と 2回行われ
二階俊博幹事長や 岸田文雄政調会長 竹下亘総務会長らも 顧問として名を連ねていました
11日の会合に 講師として呼んだのは 元外務省国際情報局長の孫崎享氏
孫崎氏は 日本固有の領土である尖閣諸島や 竹島に関して
それぞれ中国、韓国寄りの持論を説いて 鳩山由紀夫元首相のブレーンとされた人です
同時に 反米・親中論者としても 有名です
21日の会合の 講師は
平成14年9月の小泉純一郎首相(当時)の 初訪朝時の交渉役だった 田中均元外務審議官と
朝鮮総連の機関紙「朝鮮新報」の 金志永・平壌支局長でした
金氏は 「拉致問題は既に解決済みだ」と主張したといいます
そして 田中氏は まず 日朝国交正常化を急ぎ それから 拉致問題を解決すべきと
経済制裁を 早期に解くべきだと主張したといいます
田中氏は 小泉訪朝時の交渉で 最後の2回分の日朝交渉の記録を 外務省に残さなかった人物です
田中氏が 北京などで北朝鮮側の「ミスターX」らと 30回近く非公式折衝を実施したうち
平成14年8月30日に 政府が小泉初訪朝を発表し 9月17日に 金正日総書記と日朝首脳会談を行うまでの間の
2回分の交渉記録が 外務省内に残されていないというのですーーーこれは 大問題です
通例 外交上の重要な会談・交渉内容は すべて記録に残して
幹部や担当者で情報を共有し 一定期間を経て 国民に情報公開されます
そうしないと 外交の継続性や成果は 無に帰するし どんな密約が交わされていても分からないのです
安倍首相は 平成25年年7月の 日本記者クラブ主催の党首討論会で かつて 外務事務次官に
「すべて(日朝交渉の)記録を見たいから調べてほしい」と依頼したところ
アジア大洋州局長が 「2回分がない」と報告してきたと証言し
田中氏本人に確かめると 「私は知らない」と答えたことも 明らかにしています
その残されていない記録には 日本が北朝鮮と 国交正常化すれば
日本から1兆円規模の 経済協力資金を提供すると合意したことが 書かれていたらしいのです
また 拉致被害者5人が 日本に一時的に帰国すれば
これで拉致問題を終わりにする 全面解決にすると 北朝鮮に 約束したといわれています
*
石破氏が 1992年に金丸訪朝団メンバーとして 平壌を訪問した際に
北朝鮮側から 女性をあてがわれたといいます しかも 石破氏は自分の方から それをおねだりしたといいます
これは後になって 北朝鮮の高官が バラしましたが あくまで証拠となるものは 公表されてはいません
彼の他にも 中国や北朝鮮の マネートラップや ハニートラップに引っ掛けられた
カネと女に弱い 日本の政治家や官僚は 星の数ほどいるといいます
有名なのは 橋本龍太郎元首相です
中国政府関係者を夫に持ち 駐日中国大使館への勤務経験もある 中国人女性と橋本氏との関係が 1996年に発覚
後に この女性は北京市公安局の 情報工作員だったことが判明しました
橋本氏と交流を持ちながら 中国へのODA増額などの 働きかけを行なった疑いがもたれています
故・前沖縄県知事の翁長氏も 中国に工作された一人で
これはすでに 公然の事実です
翁長氏は 中国の支援で県知事にしてもらう代わりに
普段は一地方の組長などとは絶対に面会しない 李克強首相と直接会うことが許され
実際に 河野洋平氏と共に 李克強首相に会いに行き
沖縄に 中国からの直接の飛行機便で 大量の中国観光客を迎え入れる 承諾を得たのです
翁長氏はその後 沖縄に孔子廟を建てたり
龍柱という 中国の属国の象徴のモニュメントを 日本からの補助金で 中国に発注して建てています
今や トランプ政権が 本気で中国潰しに 動き出しました
ただの貿易、経済の対立ではないと おもえます 弾丸を飛び交わさない まさに戦争です
何より アメリカが 中国のウイグル弾圧に言及しだしたことは 大きすぎます
トランプ以上に 共和党、民主党にかかわらず アメリカ議会が一丸となって 中国叩きをはじめました
評論家の石平さん曰く
「習近平のやつが アホやから こういうことになったんですよ 鄧小平やったら けっして こうはならなかった
鄧小平やったら もっと じっと我慢して 中国がもっともっと実力を蓄えてから 言ったはずです
太平洋を アメリカと中国とで 二分しようなんて」
中国が言う グローバリズムの下での自由貿易は
たとえば 北海道の土地を すでに静岡県と同じほどの面積を買い占めているのに
日本人が 中国の土地を買おうとするのは 1ミリたりとも 絶対に許さないというものです
これ以上 中国にだけ都合のいいグローバリズムは 許さない
たとえば 北海道の土地を すでに静岡県と同じほどの面積を買い占めているのに
日本人が 中国の土地を買おうとするのは 1ミリたりとも 絶対に許さないというものです
これ以上 中国にだけ都合のいいグローバリズムは 許さない
欧州の各国も これに同調しだしました
レーガンによって ソ連が潰されて以来の ビッグウエーブが押し寄せてきました
だいたい 白人種が 有色人種が白人種と対等に 世界に存在することを 許すはず ありません
かつて日本が それでいじめられたじゃぁ ないですか
かつて日本が それでいじめられたじゃぁ ないですか
この世界的な動きに 中国の工作に引っ掛ってる人たちも さすがにヤバいと 大いに焦っているのでしょうか
弱みをにぎられ 脅され どうにもこうにも 身動きがとれないでいるのでしょう
いまさら 態度を改めることは 自分の地位を失うことになっていまうので
まあ バレなきゃいいサと たかをくくっているのでしょうか
*
歌って踊れる 僕ですが
年をとるにしたがって 性格が丸くなるどころか 増々怒りっぽくなってきました
こないだ新しく就任した 厚生労働大臣が 「年寄りがもっと 働きやすい社会を」と言ってますが
いったいいつまで 年寄りに働かせるつもりなのでしょう
沖縄の選挙を見てもわかりますが 年寄りは 早くこの世から 消えてなくなった方が
日本は より健全になるんじゃないでしょうか
歌って踊れる 僕ですが
年をとるにしたがって 性格が丸くなるどころか 増々怒りっぽくなってきました
こないだ新しく就任した 厚生労働大臣が 「年寄りがもっと 働きやすい社会を」と言ってますが
いったいいつまで 年寄りに働かせるつもりなのでしょう
沖縄の選挙を見てもわかりますが 年寄りは 早くこの世から 消えてなくなった方が
日本は より健全になるんじゃないでしょうか
こないだ散髪屋で 水島上等兵のように 0.5ミリの坊主頭にしてもらいました
秋風が 身に沁みます
*
☆「ミスターX」の正体は
1回目の首脳会談を北朝鮮側で仕切ったとされるのが「ミスターX」と呼ばれる人物だ。
実は11年頃からミスターXの「銃殺説」がささやかれてきたが、最近出版された北朝鮮専門記者の著書などで、そこに至るまでの経緯が少しずつ明らかになってきた。
やはり黒幕は、金正恩第1書記の「後見人」だとされる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長のようだ。
日韓メディアがのちに報じたところによると、「ミスターX」の正体は柳敬(リュ・ギョン)国家安全保衛部副部長だとされ、この首脳会談を実現させて功績として最も位が高いとされる「共和国英雄」の称号を受けている。
その後も、
(1)北朝鮮国内の米国や日本のスパイ網を摘発した
(2)抑留した米国人記者の身柄解放と引き換えにクリントン元大統領を平壌に呼び寄せることに成功した、など理由は諸説あるが、2度目の共和国英雄を受けた。北朝鮮でも珍しい人物だ。
だが、11年1月頃に柳敬氏の運命は一転、権力争いの犠牲になる形で突然処刑されたという。
処刑のニュースは11年5月頃、朝鮮日報をはじめとする韓国メディアが、確度の高い情報として相次いで報じていた。
さらに12年7月に朝鮮日報が報じたところによると、2010年11月の延坪島砲撃事件で悪化した南北関係を打開するために首脳会談を模索。その交渉のためにソウルを訪問したが、そのときの行動がスパイ罪に問われた模様だ。
処刑が行われたらしいことは各紙とも報じているが、背景については説明がまちまちだった。
例えば東亜日報は、
「正恩氏を中心にした軍部の強硬派は、対話局面が展開されれば立場が弱くなることを憂慮していたと、北朝鮮情報筋は分析している。
このため、権力掌握のために対話を止めさせる挑発をしたり、対話派を締め出しているのだという」
と、他国と交渉を通じて問題を解決しようとする柳敬氏を正恩氏が嫌った、との見方だ。
朝鮮日報は、
「粛清の恐怖を利用し、幹部たちの引き締めを図り、金正恩氏による後継の基盤を固めるのが狙い」
という大学教授のコメントを紹介する一方、別の記事では、柳敬氏が「国家安全保衛部副部長」という情報・武装組織を束ねるポジションにあったことを正恩氏が警戒したとの見方だ。
いずれにしても、処刑の意思決定をしたのは正恩氏だと読める。
「別荘の一つで拘束され、間もなく自宅で一族と共に銃殺の憂き目にあった」
13年7月に出版された北朝鮮専門記者の著書では、別の見方だ。
この著書は、07年から12年まで朝日新聞のソウル特派員を務めた牧野愛博記者の「北朝鮮秘録」(文春新書)。
「1月下旬、『将軍様が2人で食事をしたいとおっしゃっている』という連絡を真に受けた柳敬は、訪れた特閣(別荘)の一つで拘束され、間もなく自宅で一族と共に銃殺の憂き目にあった」
といったように、あらゆるエピソードが詳細に描写されているのが特徴だ。
同書によると、韓国政府は、柳敬を罠に陥れたのは「張成沢しかいない」と分析しているという。
張成沢氏は非常に有能な人物だとされ、金正日氏もその存在を恐れていたようだ。
そのためか、金正日総書記は保衛部と朝鮮労働党に対して、張成沢氏を見張るように命じていたという。
保衛部の事実上のトップが柳敬氏で、党の側で監視の特命を受けていたのが党組織指導部第1副部長を務めた李済剛(リ・ジェガン)氏だ。
李済剛氏は、柳敬氏が失脚する半年も前の10年6月に「交通事故」で謎の死を遂げており、書籍では
「そして次の標的になったのが柳敬だった。いわば、張成沢の政治闘争の犠牲者と言えた」と結論付けている。
つまり、党のキーパーソンに続いて保衛部のキーパーソンが失脚し、張成沢氏が政敵を2人も「消した」と受け止められている、ということだ。
11年12月金正日氏が死去し、正恩氏の体制が不安定な今、張成沢氏が権力を「独り占め」しているのに近い状態ではないかと見る向きが多いようだ。
<2013/9/17 J-castニュースより>